光のいのり

自己理解

【自己理解とは?】自分を知ることが、人間の成長の始まり

自己理解_自分を知ること

人生における様々な困難にぶち当たったとき、それに対処するために一番大切なもの。

それが自己理解です。

また、誰にも代わってもらえない、自分自身の人生を心地よく生きるためにも、自分を理解するということはとても大事なことです。

今回の記事では、「【自己理解とは?】自分を知ることが、人間の成長の始まり」ということで、自己理解について詳しく掘り下げていこうと思います。

是非読んでみてください。

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自己理解とは何か?

自己理解_自分を知ること_自己理解とは何か

自己理解とはなんでしょうか?

まず、自己とは、自分によって経験または意識される自分自身のことを言います。

したがって、自己理解とは、自分で自分を理解するということですね。

自己理解の種類

自己理解_自分を知ること_自己理解の種類

自己理解には2つの種類があります。

この2つの種類は混同されがちであり、自己理解を難しいものにしてしまいます。

①主観的自己理解

主観的自己理解とは、今、自分がどう感じているか、今、自分がどう思っているかを理解するということです。

楽しい、嬉しい、気持ち良い。

正しい、間違っている、興味がない。

これらの言葉が「私は」という主語で表明される、自分自身のありのままの感覚、価値基準のことです。

主観的自己理解ができているという状態は、身体の感覚、心の動き、そのままを表明できている状態ということです。

この主観的自己理解は、環境や、躾、教育などの影響で部分的に抑圧されてしまうことが通常です。

②客観的自己理解

客観的自己理解とは、今自分が、他人からどう思われているかという視点をベースにした、自分で自分を他人目線で理解するということです。

自分を他人目線で見ることで、自分の能力を数値で捉えたり、他人と自分を比較することも可能になります。

また、社会にとって好ましい行動や態度を身につけるために、客観的自己理解は、社会適応において、とても重要な役割を持っています。

自己理解はなぜ必要なのか?

自己理解_自分を知ること_自己理解はなぜ必要なのか

人間が社会の中で、健やかに暮らして行くためには、上記の2つの自己理解を同時に育てていく必要があります。

主観的自己理解の必要性

主観的自己理解は、人間が生きがいを感じながら元気に生きていくのに必です。

ありのまま、自由に、自分自身の身体や心の動きを捉え、理解していくこと、表明していくことは、直接その人間の元気に関わります。

この主体的自己理解が、社会的、環境的な理由で著しく阻害されてしまうと、自分という感覚そのものが薄くなり、生きている実感がわかなくなってしまいます。

主体的自己理解がおろそかであると、衣食住に何も困っていないのに、いつもなにか満たされないような気分で生活していくようになります。

その状態がひどくなれば、抑うつ状態になってしまうこともあります。

客観的自己理解の必要性

現代社会の人間には、こちらのほうが理解しやすいと思います。

自分自身の客観化、他人と比べた自分、自分の立場の理解など、社会における自分を理解することは、とても大事なことです。

客観的な自己理解ができなければ、いわゆる空気の読めない人ということになります。

自分に与えられた立場や役割をこなすのにも、この客観的自己理解というものが必要です。

多くの人の中で、連携、協力し、阻害されないように生きるためには、自分を物のようにとらえ、しっかりと、その特徴を理解し、立ち回らなければならないということですね。

自己理解の効果

自己理解_自分を知ること_自己理解の効果

自己理解というとき、この主観的自己理解と、客観的自己理解は曖昧に説明されがちです。

また、主観的自己理解を深めようとするときは、客観的自己理解が邪魔になりがちであり、客観的自己理解を深めようとするときは、主観的自己理解が邪魔になりがちです。

主観的自己理解を深めると

主観的自己理解を深めるときは、他者目線を一切排除し、しっかりと自分の身体や、心の声に耳を傾ける必要があります。

主観的自己理解が深まれば、自分の欲求を満たすための行動がとれるようになり、自分を潤し、自分軸で人生を生きることができるようになります。

客観的自己理解を深めると

客観的自己理解を深めるときは、自分を一時、物のように捉えなくてはなりません。

他者にとっての自分、客観的評価軸に照らし合わせたときの自分を理解することで、社会、組織の中での自分の立ち回りをわきまえることができるようになります。

客観的自己理解が深まれば、いわゆる適応的な人間、社会、組織にとって丁度良い人間になることができ、社会の一員として、活動していくことができるようになります。

自己理解の仕方は学校では教えてくれない

自己理解_自分を知ること_学校では教えてくれない

自己理解の仕方は学校では丁寧に教えてくれるものではありません。

ただ、客観的自己理解は、集団の中で、揉まれながら、失敗を繰り返しながら、自力で学んでいくことができます。

社会で生きるということは、そのまま客観的自己理解を育てる機会であると言えます。

しかし、主観的自己理解を育てる機会は、社会にはあまりありません。

したがって、客観的自己理解だけが育ってしまい、社会に適応はできるが、自分らしく、活き活きと生きる術が分からないという人間が育ってしまいがちです。

主観的自己を育てる機会は、よほど家庭環境に望まれない限りは、なかなかもつことができません。

人間は社会に適応できれば元気でいられるというわけではない

自己理解_自分を知ること_社会適応

人間は社会に適応できていれば、元気でいられるというわけではありません。

時に自分らしく社会からはみ出るくらいでないと、元気ではいられないのです。

自己理解のうち、客観的自己理解しか育っていない人間の幸福感は低いです。

自分自身の欲求を満たすための行動ができず、活き活きと生きられないからです。

そして、いつしか、自分の身体や心が何を求めているのかを感じられなくなっていく。

社会体制が歴史上最高に整っている現代こそ、主観的自己理解を育てる環境が歴史上最高に必要になっていると言えるのです。

自己理解とは?おわりに

自己理解_自分を知ること_おわりに

「【自己理解とは?】自分を知ることが、人間の成長の始まり」ということで書いてきました。

自己理解とは、自分で自分を理解することであり、それには主観的自己理解と、客観的自己理解があるということでしたね。

人間が社会で活き活きと生きていくためには、どちらの自己理解もとても大事です。

自分の欲求を満たす動きができてなくても、社会の求めるものを満たす動きができなくても、生きていくのは苦しくなりやすいということですね。

現代社会には、客観的に自分を捉えるための手段、ツールは充実してきているように思います。

主観的自己理解に関しては、現代人よりも、むしろ先人たちのほうが詳しいかもしれません。

また、その辺りのことを紹介できていければと思います。

黒田明彦でした。

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