人間にとって、働いて、お金をもらって、生活していくことはとても基本的なことであり、誰もが生きていくために当たり前のようにこなさなくてはならなものです。
しかし、様々な理由で実際は悩みながら、苦しみながらなんとか楽しみや息抜きを見つけながら働いているという人が多いのではないでしょうか。
今回は、仕事が続かないのは人間関係のせい、長く働いていくためにということで書いていきます。
人間の悩みの多くは人間関係である

仕事がうまくいかないとか、体調が良くないとかの悩みもあるかもしれませんが、実に多くの人間が人間関係に悩んでいます。
人間の悩みの半分ぐらいは人間関係なのではないでしょうか。
毎日通う場所、毎日顔を合わせる人との関係は、とても大事になります。
それが仕事場の場合、自分の生活にとって重要度がとても高いので、そこで人間関係が上手くいかなかった場合はとても悩んでしまいますよね。
仕事場で人間関係が嫌になってしまうとき

思い込みや、思い違いは人間のコミュニケーションにはつきものです。
そして、声にはなっていないけど、感じる雰囲気なども人間関係には影響していくのが難しいところですね。
きつい言い方をされるとき
職場の雰囲気にもよりますし、その職場にいる人間の性格にもよりますが、仕事でミスをしたときはもちろん、ただの通常のやり取りであっても、きつかったり、強かったりする表現でやり取りされてしまうことはあります。
忙しい職場、体育会系の職場、雰囲気が悪く、皆がイライラしているような職場だとそういうやりとりは増えてしまうでしょう。
別に他人の態度や言動が気にならない人ならば良いのですが、繊細な人は、そのやりとりが気になって、おどおどしてしまったり、余計相手をイラだたせてしまったりすることもあるでしょう。
そうすると、さらに人間関係が嫌になり、仕事を続けたくなくなりますよね。
コミュニケーションが好きじゃない
仕事場には年齢やキャリアの違う様々な人間が存在します。
そういう人達とやりとりするには、ある程度社交性が必要です。
趣味の合う人、年齢の近い人、共感しやすい人ではなくても、当たり障りの会話をしながら、最低限の連携ができるよう、上手く関係を構築しなければなりません。
そういう、社交的なコミュニケーションが苦手で、本音を言うか、黙っているかというタイプの人は、人間関係で誤解を受けやすいところがあります。
相手の気持ちを逆なでしないように、静かにしていたつもりでも、いつの間にか距離を取られていたなんてこともあるかもしれません。
上司や同僚と連携できない
若く、バリバリ仕事している人の中には、上司や同僚とコミュニケーションを取らずに、自分だけで仕事を片付けたいという気持ちが強い人がいます。
そういう人は、非常に成果をあげることもありますが、基本的には煙たがられます。
仕事というのは、基本的に上からおりてくるもので、上司に認められない仕事は、仕事として成立しません。
ですから、どんなに成果を上げる実力があっても、上司との関係が最悪であれば、十分な働き方をすることはできないでしょう。
それがつまらなくて、いつも仕事が続かないという人もいるのではないでしょうか。
仕事を長く続けるための人間関係を築くスキル

- 挨拶をきちんとし、社交的な会話を最低限すること
- 上司や同僚と連携して働くため、報告連絡相談をきちんとすること
このあたりは地味ですが、割り切ってやることができたときの効果は絶大です。
毎日顔を合わせていると、色々な感情も湧いてくるでしょうが、とにかく割り切って、挨拶。
とにかく割り切って、社交的な会話を最低限しましょう。
我を通したい自分に向き合う
仕事をやっていれば、それなりの思い入れも出てくるし、私はこうしたい、この仕事はこうするべきだ、と仕事に対して我が出てくることはあると思います。
しかし、どんなに自分に実力があり、どんなに我が強くても、上司がOKを出さなければ仕事は認められません。
我を通したいのであれば、自分のコミュニケーションによって、上司を説得しなくてはなりません。
それが仕事であり、それなくして、我を通すような仕事は成立しません。
もちろん、理解のある上司もいれば、それこそ我の強い上司もいます。
しかし、どんな相手であれ、自分の仕事を決めるのは、自分自身のコミュニケーションンスキルであると自分に向き合うことができていれば、自分のやりたいことを達成するための努力の道も見えてくることでしょう。
仕事におけるコミュニケーションにおける基本的な考え方

コミュニケーションにもいろいろあると思いますが、仕事で言えば、大きく2つに分けられます。
- 理解しあうためのコミュニケーション
- 仕事を成立させるためのコミュニケーション
1つは、お互いが理解しあうためのコミュニケーション。
どんな人間であり、何が得意で、何が不得意か、理解し、認めあうためのコミュニケーション。
もう1つは、ただ、仕事を成立させるためだけのコミュニケーションです。
どうすれば、相手との関係を良く維持できるか。
そして、自分の仕事がやりやすくなっていくか。
仕事を成立させるためだけのコミュニケーションは、そこを割り切ったコミュニケーションです。
理解してもらおうとするのではなく、自分で切り拓いていく
相手に自分のことをわかってもらおうするのではなく、自分で自分の働く環境を切り拓いていくようなコミュニケーションが仕事には必要です。
こういう割り切ったコミュニケーションが上手な人は、もともとそういう思考が強い人か、十分愛されて育った人かもしれませんね。
幼いころに十分な愛情が受けられないままだと、どの環境でも常に理解してもらう方のコミュニケーションを求めがちです。
そうすると、特に仕事場でのコミュニケーションには悩んでしまうことが多いでしょう。
もちろん仕事以外の場では、愛と理解にあふれるコミュニケーションをたくさんできるといいですよね。
人間は愛と理解に溢れた人生をおくることこそ幸せでしょうから。
しかし、それを仕事場に知らず知らずのうちに求めてしまっていることがないか?と、一度考えてみてもいいかもしれませんね。
仕事が続かないのは人間関係のせい、おわりに

仕事が続かない人間関係のせい、長く働いていくために、ということで書いてきました。
仕事場では、自分の仕事がうまくいくような人間関係を自分の意志で築いていけるようになれるといいですね。
あなたの仕事場の人間関係がうまくいくこと、願っております。