光のいのり

精神保健福祉

精神障害者が就労移行支援事業を利用したほうが良い7つの理由

精神障害者は就労移行支援を利用したほうが良い

今回の記事では、「精神障害者が就労移行支援事業を利用したほうが良い7つの理由」と言うことで書いてきます。

就労したいのだけど自信がない、就労移行支援事業を利用してみたいけど、あと一歩勇気が出ないという人は、是非読んでみてください。

1.就労のために必要な訓練ができる

就労移行支援_必要な訓練が受けられる

就労移行支援事業所は、障害者のための就労支援施設で、2年間という利用期限の間に就労ための訓練を計画的にやっていきます。

就労に有利になるための資格をとるための学習ができたり、ビジネスマナーを一から学んだり、グループワークなどによって、ストレスマネジメントの方法を学んだり、社会技能スキルを学ぶこともできます。

就労移行支援事業所によって、取り組みにはかなり差がありますので、事前に調べて、自分にあった訓練メニューがあるかを調べてみてください。

都市部などにある就労移行支援事業所では、パソコンの訓練を中心に、事務補助の仕事に就くための訓練をメインでやっているところが多いですね。

2.今の自分の実力を知ることができる

就労移行支援_自分の実力を知ることができる

就労に必要なのは、資格や、社会技能スキルだけではありません。

もっと根本的に、自分が1日どれくらいの時間、週何日ぐらいなら、集中して作業しても、継続して精神の調子を崩さないでいられるかということを知ることはとても大事なことです。

自分の頭の中でイメージしていることが、実際に身体を動かしてみたら、思うようにできなかったと言うことはよくあることです。

薬の影響もあり、以前の自分とはできることが変わっている可能性もあります。

それらは、実際に継続して日中活動をやってみないと判断が難しいです。

実際に企業に就労して働きだす前に、今の自分の等身大の実力を知っておきましょう。

3.就労時のストレスに対して対処法を学べる

就労移行支援_就労時のストレスについて学べる

精神障害をもっているかたは、ストレスに対してとても弱いです。

そして、そのストレス耐性の弱さを正確に自覚することは、一人ではなかなか難しいところがあるようです。

実際に、日々、就労移行支援事業所の支援員とやりとりをしながら訓練をしていく中で、自分がどういうときに精神的な弱さがでてしまうか、どういうところにストレスを抱えやすいかを見てもらえることは、とても大事なことです。

そして、それについての対処法も一緒に考えてもらうことができます

就労時想定されるストレスを学び、そして、それに対する自分のストレス耐性を正確に把握し、さらにその対処法まで学べる。

専門的な理解のもと、石橋を叩くように、長期間就労を継続するための準備をしていけるということが、就労移行支援事業の強みですね。

4.自分の障害のことを良く知っている人が、企業との間に入ってくれる

就労移行支援_自分_障害_良く知っている人が_助けてくれる

実際に就労のための訓練を一緒に行った支援員が、自分の味方として、企業との間に調整に入ってくれるということはとても心強いことです。

現在は、就労定着支援事業所というのも出てきつつあるので、就労後は、直接就労移行支援事業所の職員が定着支援する機会は減りつつありますが、一緒に集中的に訓練した支援員がもっている自分に対する情報は非常に正確で貴重なものですので、就労で上手くいかない部分がでてきたときには、関係機関として、しっかりとサポートしてくれます。

自分の特徴を、専門的な目でしっかりと把握してくれる人ができ、その人が場合によっては、企業との調整を手伝ってくれるというのが、就労移行支援事業所を利用したほう良い、大きな理由です。

5.情報がある

就労移行支援_情報がある

就労移行支援事業には、障害者就労についての最新の情報が集まってきます。

現在ねらい目の職種、業界はどこなのか?

障害者就労に強い企業の情報や、新しく障害者就労を始めた企業の情報なども入ってきます。

それら全てが利用者の耳に届くわけではありませんが、一人で就活するよりも、有益な情報が回ってきやすいのは間違いありません。

就職活動に失敗しないためには、活きた情報の収集は必要不可欠です。

障害者就労に関する情報が豊富というのは、就労移行支援事業所を利用したほうが良い理由として充分です。

6.就労移行で訓練を受けたということが実績となる

就労移行支援_実績になる

就労移行支援事業所で訓練を受けたということは、しっかりと履歴書に書くことができます。

それが書いてあるだけで、企業にある程度信頼してもらうことができます。

少しずつ、就労移行支援を利用している人を優先してとるという企業は増えてきているようです。

特に発病時期によっては、就労経験がなく、履歴書に書ける経歴が非常に弱い人もいます。

そういう人は、しっかりと就労移行支援事業所で訓練をして、履歴書に就労移行支援事業所を利用したという実績を記入できるようにした方が良いでしょう。

7.障害者就労と一般就労のどちらを選ぶかを検討できる

就労移行支援_障害_一般_選べる

最後にこれも大事な問題ですが、障害を持ちながら就労するには、企業が障害者就労として募集しているものに、障害をあかして応募する方法と、一般向けに公開している求人に、障害を隠して応募する方法の2つがあります。

いわゆる、オープン就労、クローズ就労というやつですね。

障害の程度によっては、オープン、クローズどちらの手段で就労するかを迷っている人もいると思います。

そういう人が就労移行支援事業所を利用し、支援員と相談しながら、どちらに挑戦するかを決めることができるというのは大きいですね。

クローズ就労の場合、就労後は、就労移行支援事業所として手伝えることは少なくなってしまいますが、本人からの相談には応じることができますので、その辺も強みですね。

精神障害者が就労移行支援事業を利用したほうが良い理由まとめ

就労移行支援を利用したほうがよい_まとめ

「精神障害者が就労移行支援事業を利用したほうが良い7つの理由」ということで書いてきました。

他の障害と違い、症状に波のある精神障害は、自分がどこまでできるのかということを判断するのが難しいという特徴があります。

実際に障害者枠で働くのか、それともリスクを承知で障害を隠しながら働くのかというのは難しい問題です。

ある程度、失敗と挫折を繰り返した後ではないと、障害者就労という選択肢を選べない人が多いことも事実です。

就労移行支援事業者は、2年という利用期間があり、どんどん利用者が入れ替わっています。

いつでも、利用者希望者は歓迎されますので、利用を迷っている方は、是非、見学や体験利用をしてみてくださいね。

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