光のいのり

感性

感性が合う人・合わない人ってどういう人?男女の感性の違いや感性の種類についても

感性が合う人_会わない人

巷では、「あの人とは感性が合う」、「あの人とは感性が合わない」という表明を良く見聞きしますが、実際その表明は的を得ているのだろうか?と疑問をもったり、不安になったりしたことはありませんか?

今回の記事は、「感性が合う人・合わない人ってどういう人?」ということをメインテーマに、感性という言葉をまさに感性的に掘り下げていきたいと思います。

あらためて私たちは、「感性が合う・感性が合わない」という言葉で、どういう感覚を表明しているのでしょうか?

興味のある方は読んでみてください。

感性という言葉の基本的理解については、下記の記事で図解により、丁寧に説明しておりますので是非ご覧ください。

感性が合う・合わないってどういうこと?

感性が合う人_合わない人_どういうことか

まず、感性という言葉は感受性という言葉と同じ意味で使われていることが多いですが、ここで言う感性とは、感受した刺激に対する反応・感覚を具現化する力と定義します。

感性が合うってどういうこと?

感性が合う人ということは、同じ刺激に対して、同じもしくは、かなり近い表現でその刺激からの反応を具現化している人同士のことです。

同じ刺激に対する同程度の反応に対し、

刺激に対する同程度の反応図

感性が鋭い人同士の会話

感性が近い二人図

感性が鋭い人と鈍い人の会話

感性に差がある二人図

しかし、この反応の具現化には、感性以外にも、感受性の強さも大きく関係してきます。

同じ刺激でも、反応の大きさは感受性の強さによって違う

感受性に差がある二人図

感受性の強さが違いすぎると、それだけで具現化される表現が大きく違ってしまう

感受性による反応の違い図

ただし、感受性に大きな差があるもの同士でも、どちらかの感性が一定以上鋭ければ、相手のリアクションから、相手の感覚を具現化することで、相手の感受性を理解することができ、バランスをとることができます。

感性による理解図

感性が合う人というのは2パターンある

つまり、感性の合う人、というのは、2パターン存在します。

同程度の感受性を持って生まれ、かつ、これまでの人生で、たまたま同程度の感性が育っていて、同じ刺激に対して、かなり近い反応を自然に具現化しあえる奇跡のコンビ

もう一つは、どちからの人の感性がとても発達しているため、相手のリアクションから、自分とは違う相手の感受性・感性を具現化でき、理解できる場合です。

後者のパターンは、正確に言えば片方は合うというよりは、合わせているのですが、自分の感性で追える範囲の相手は、自分の感性に合う相手だと感じやすいのです。

つまり、感性が育てば育つほど、自分の感性に合う人が増えていくと言うことですね。

感性がおかしいってどういうこと?

感性が合う人_合わない人_感性がおかしいってどういうこと

「私の感性はおかしいのだろうか?」という不安や疑問を抱えていたり、「あなたの感性はおかしい!」という非難の表現を見かけることがありますが、あれはどういうことを言っているのでしょうか。

これは、同じ刺激に対して、他人と同じ反応が具現化されなければ正常ではない、という間違った認識の表明です。

反応の違い図
反応の押し付け図

こんな感じですね。

繰り返しますが、感性とは、刺激に対する反応を具現化する力のことです。

実際に具現化された内容が多くの人と同じかどうかは感性とは全く関係がありません。

あくまで、自分の刺激への反応を正確に具現化できているかどうか、というのが感性の力です。

相手の反応と自分の反応の差を強く指摘され、おびえてしまうと、自分の刺激への反応を具現化する努力が阻害され、どんどん感性は鈍くなってしまうのです。

男女の感性の違い

感性が合う人_合わない人_男女の違い

による感性の違いというのはあるのでしょうか。

そもそも男性女性では脳の機能が違うというのは常識的な理解ですよね。

一般的には男性のほうが理性的、論理的であり、女性の方が感情的、感受性豊かで直観が鋭いという理解が妥当でしょうか。

しかし、世の中には男性性の強い女性もいれば、女性性の強い男性もいるようです。

結局のところ、感受性の強さと、感性の鋭さには個体差が大きく、男性だから、女性だからと画一的に区別するのはナンセンスなような気もします。

男女の感受性と感性の傾向をくらべる

とはいえ、私なりに男性性と女性性から感じる感受性と感性の傾向を感覚的に比べてみると…

男性性はどちらかというと感受性が弱く、感性が鋭い。

狭く深いエネルギー領域をもっている。

そもそも拾っている刺激が少ないため、反応の具現化にさほど困らない。

男性性の感性のエネルギーイメージ

男性の感性のエネルギーイメージ

女性性はどちらかというと感受性が強く、感性が鈍い。

広く浅いエネルギー領域を持っている。

広く刺激を拾っているため、反応の具現化が追い付かず、上手くいかない。

女性性の感性のエネルギーイメージ

女性の感性のエネルギーイメージ

ただ、どんな型の感性をもっていても、自分の感性がある程度鋭くなってくると、相手の感性の力を感じることができるようになります。

相手の感性の力を感じ取り、相手の感性の力に合わせたコミュニケーションができるようになることが、ステキな大人のコミュニケーションへの大事な一歩であると私は思います。

感性にはどんな種類があるの?

感性が合う人_合わない人_感性の種類は

感性とは刺激に対する反応を具現化する能力のことです。

この感性には種類があるのでしょうか。

ここでは、独自に、感性を大きく3つに分けてみようと思います。

言語的感性

言語的感性

もっともシンプルで基本的かつ、人間に与えられた高度な感性であり、ギフトとも言えるもの。

それが言語的感性です。

言語は人間の認識能力の中核であり、人間のコミュニケーションの中核でもありますね。

刺激に対する反応を言語化する力は、刺激によって生まれたエネルギーの浄化、循環作用にも密接に関わっている、非常に大事な力です。

身体的感性

身体的感性

身体的感性とは、身体によって刺激による反応が表現される力。

どちらかというと動物的、原始的な感性ですね。

表情、仕草、動作、そして、エネルギー交流もこちらの身体的感性に属します。

言語化されない(認識されない)身体的感性のみでのやりとりは、主に無意識領域でのやりとりとも言えるのではないでしょうか。

刺激に対する反応を身体化する力も、生まれたエネルギーの浄化、循環作用に密接に関わっています。

ちなみに、感性を鋭くするとは、この身体的感性をいかに言語化できるようになるかである、と言っても過言ではないと私は思っています。

芸術的感性

芸術的感性

最後が芸術的感性です。

人間は、様々なものを触媒として、言語的感性や身体的感性ではおさまりきれないものまで具現化することが可能です。

音楽

絵画

彫刻

デザイン

小説・文芸

書道

華道など、など。

芸術的感性とは、表現の抽象度を上げることで、人間の感性では生々しすぎて、強すぎて、具現化できないような大きな反応をも具現化してしまう力です。

曖昧なものほどエネルギーは膨張しやすく、明瞭なものほどエネルギーは静かです。

刺激に対する反応の抽象度を巧みに上げることで、本来の人間の感性(具現化能力)を超えた代物を生み出せる能力、それが芸術的感性です。

芸術がセラピーに使われたり、HSPなどの感受性の強い人が芸術を好むのは、刺激に対する反応の抽象化が、大きすぎる自分の反応の具現化を助けてくれるからではないでしょうか。

感性と価値観の違い

感性が合う人_合わない人_感性と価値観の違い

繰り返しますが、感性とは刺激に対する反応の具現化能力のことです。

それでは、価値観とは何でしょうか?

「こういうとき、私はこう反応する。」

「私は、こういうものを好み、こういうものを嫌う。」

価値観とは、過去に感性が具現化した反応の積み重ね、パターン化のことですね。

価値観図

それは、刺激への反応をパターン化することで、少しでも次の刺激に対する反応を小さくしようとする防衛本能のはたらきとも言えます。

「私はこういう人間である。」

「私はこういう人間でなければならない。」

そのような強固な価値観をいくつも身につけねばならない境遇で育ってしまった場合、感性の出番は極端に少なくなり、感性は育ちません。

強固な価値観は、純粋な感性を鈍らせてしまうのです。

感性が若いということ

感性が合う人_合わない人_感性が若いということ

感性が若いと言うことは、刺激に対して積み重ねてきた、パターン化された成果物に頼らずに、常に感性をはたらかせ、新しく、ありのままの反応を鋭く具現化し続けられるということです。

つまり、強固な価値観にしばられず、いつだって、今の自分の反応を正確に具現化しようとするはたらきに包まれている人。

「私が昨日と違うことを言うなんて当たり前じゃないか!」と、笑っていられる人。

刻一刻と、自分の感性が育ち続けている人

それが感性が若いということです。

是非とも、そういう人間でありたいですよね。

感性が合う人、合わない人まとめ

感性が合う人_合わない人_まとめ

「感性が合う人・合わない人ってどういう人?男女の感性の違いや感性の種類についても」ということでここまで進めてきました。

感性とは刺激に対する反応を具現化する能力であり、感性が合うということは、刺激に対する反応の具現化がかなり近い人同士か、どちらか一方、もしくは両方が、相手の感性を理解している場合である、と考えてきました。

また、感性には強さ、弱さはあっても、おかしいとか、おかしくないとかはまた別の話であるということ。

そして、感性には男女差も、個人差も大きいと言うことを前提に、相手の感性をどれだけ理解できるかがコミュニケーションには大事だとも書いてきました。

3つの感性の種類についての記述もなかなか興味深かったのではないでしょうか。

最後に、私は、幸福感をもって暮らしていくことや、生まれたエネルギーを適切に浄化していけるかどうかは、この感性という能力を若く、瑞々しく保てるかどうか、そして、一生をかけて育てていけるかどうかに関係しているように思います。

日々の生活の中、もっと自分の感性を育てることを意識して暮らしてみませんか。

あなたが世界をより深く、感知できるようになり、瑞々しい人生をおくれますように。

黒田明彦でした。

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